楽習会201921

実施日:令和02年2月13日(木)13:30~

■ 楽習会テーマ:人工知能の話

講演に聴入る出席者 茨城大学大学院理工学研究科 理学博士 鈴木智也教授をお迎えし、人工知能に関するご講演を頂いた。人工知能の歴史、動作、原理、長所や短所、日常生活に与える影響、軍事利用の可能性、シンギュラリティ問題など多岐にわたる項目について全て論理的、実践的に解説された。
 人工知能が人間を超えるかなどの報道は多いが、知能については人間以下が現状であり (人間同等が目標)、過度な期待は大きな落胆となって人工知能研究を消滅させる恐れがある。現在の人工知能ブームは第3次であり、過去に2回消滅を経験している。人工知能はあくまでも道具であり、道具としての長所 (高速・大量・自動・不休・安定) を冷静に認識すれば、労働者不足などの社会問題を解決するツールになり得ることを主張された。
 講演の進め方は、当初のプログラムとは異なる形になったが、内容的には問題無く、解説の解り易さ、歯切れの良さ、投影画面の綺麗さもあり、また受講者も多く、まれに見る素晴らしい講演会であった。

参考
「シンギュラリティ」(Singularity)とは、アメリカの発明家で人工知能研究の世界的権威であるレイ・カーツワイルらが示した未来予測の概念で、一つの仮説として想定され得る、“人工知能(AI)が人間の能力を超える時点”を意味する言葉です。 日本語では「技術的特異点」と訳されます。

女性センター 参加者70名(会員会友外 30名)

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