ウオーク会 第118回

2024年5月

竪破山ウオーク、森林浴の道 ~ 

太刀割石前で 直径7mの巨石が刃物で切ったように割れて転がっている。源義家が太刀で割ったという伝説があり将軍石の別名がついた。また「たちわり」が訛って「たつわれ」になり、山名になったとか 今回は日立市の最高峰で茨城百景の一つでもある竪破(たつわれ)山ウオークを計画した。5月18日標高450mの登山口駐車場に集合、軽い準備運動を行い9時半にスタート。コースタイム2時間(往復)の行程をゆっくりと、またコースには巨石や奇岩が多く、これらの鑑賞とブナ林の森林浴を楽しみながら歩き始めた。
 最初に案内板やパンフレットを参考に信仰の対象とされる不動石、烏帽子石、手形石、畳石を鑑賞し、途中にある雷杉の異形を眺め、弁天池、仁王門を通り釈迦堂広場に到着。過去にこの広場では大規模なコンサートが開かれ、多くの観客を集めたと言う。甲石や舟石を愛でたのち約200段の石段を登り黒前神社社殿に、さらに神社奥の標高658m山頂の展望台へ。展望台周りは木々の茂みで視野が狭くなりつつあったが、南側の神峰山・高鈴山の眺望は充分に楽しめた。残念ながら当日は霞がかかり、富士山を見ることができなかった。
 山頂近くにある胎内石への訪問は取り止め下山を開始、今回一番のお目当ての太刀割(たちわり)石に向かう。伝説によると八幡太郎義家が黒板命から授かった太刀で割ったとされる巨石を目の前に、うまく二つに割れたものだと感心しきり。また2年前の訪問時と比べ、割れ面の水平度が傾斜気味では?と石の座り具合を体験する場面も、‥とは言え、割れ面の水平度は写真の撮り位置で大きく変わるし(ネット写真を見ても)、割れ面の傾斜が立ってきているとは言い切れないのでは?が筆者の感想である。
 太刀割石で小休止後、神楽石、奈々久良の滝訪問は取りやめ、真っすぐ登山口に向かう。12時半に登山口に到着し高原自然塾で昼食をとる。メンバーの好みで山菜蕎麦や天ぷらうどんを食しながら、おふくろの味に近いと好評。(昔流の濃い目の味の所為か?)
 特に今回は森林浴の癒しと竪破山の神秘な雰囲気を同時に味わう素晴らしいウオークとなった。
参加者4人

ーーーーー<<その他の画像>>画像をクリックすると拡大ーーーーー

楽習会

前の記事

楽習会202403
楽習会

次の記事

楽習会202404