楽習会202503

実施日:令和7年6月12日(木)13:30~15:30

■ テーマ: 郷土の歴史・文化を学ぶ  ‥ 写真でたどる日立の歴史

講師の萩原明子氏 日立市郷土博物館学芸員   シリーズ「郷土の歴史・文化を学ぶ」の今年度楽習会は「写真でたどる日立の歴史」と題し、日立市郷土博物館の萩原明子学芸員を講師にお招きした。
 本テーマは、撮影時期により明治から昭和39年までと昭和から平成までの二部構成からなり、今回は昭和30年代から平成2年までの画像と解説で講話いただいた。青春時代の様子を写真画像を通し振り返ってみたいとの要望があり、本テーマでお願いした。
 昭和30年代初頭から既に70年が経過し、平成2年までの写真画像88枚には、歴史的遺産の建造物や文化財並びに当時の生活ぶりを語る貴重なもので当時の話題や解説を交えて紹介いただいた。写真画像の出典は市民からの提供、日立市発展の礎となった企業や街作りに伴う公共工事の保存記録など、当博物館ホームページでも開示されているとのこと。
一部を紹介すると
(1)市民憩いの場:かみね公園(昭和30年ころ) かみね動物園(昭和33年1月) 初代の像「みね子」とお別れ式(昭和62年4月)
(2)祭と郷土芸能:神峰神社臨時大祭で復元の日立風流物(昭和33年ころ) 神峰神社臨時大祭の助川ささら奉納(昭和33年)
(3)日立鉱山と日立:鉱山電車の最後の運転(昭和34年5月) 日立製作所小平会館(昭和35年) 一本杉住宅(本山の想い出)(昭和56年9月) 
(4)庶民の生活:正月の旭町(昭和34年ころ) 石原裕次郎の日立ロケ(昭和34年) 銀座通りの七夕祭りと丸和百貨店の納涼演芸大会(昭和35年ころ)
(5)在りし日の小学校:入四間小学校(昭和29年ころ) 中里小学校(昭和29年ころ) 上諏訪小学校(昭和30年代) 本山小学校入学式(昭和36年) 大雄院小学校(昭和44年1月)
(6)インフラ整備:久慈港着工(昭和32年7月) 国道6号通勤時の交通渋滞(昭和55年) 常磐自動車道那珂⇄日立南太田開通(昭和60年2月) 日立北I/C開通前「常磐道を歩く会」(昭和60年6月)
(7)鉄道と駅舎:常陸多賀駅構内を望む(昭和35年ころ) さようなら蒸気機関車(昭和45年3月) ディスカバージャパン号ポンパ列車(昭和46年6月)
(8)日立駅前再開発:土地区画整理事業前の日立駅周辺(昭和57年6月) 取り壊しが始まった日立駅前(昭和59年1月) 日立駅前土地区画整理事業(昭和61年1月) 建設中の日立シビックセンター(平成2年8月)
 写真画像を見て参加者が思わず口ずさむ場面もあり、貴重な楽習会となった。
最後にご講話いただいた萩原講師に拍手で謝意を示し、本日の楽習会を終了した。

参加者27人  

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