ウオーク会 第127回
2025年10月
松岡城跡散策と穂積家(県指定有形文化財)見学
10月18日、第127回ウオーク会を開催した。猛暑も去り若干の暑さは感じるが、まずまずのウオーク日和となり半日コースで高萩史跡を訪ねた。9時半に高萩市上手綱の穂積家駐車場に参加者9人が集合、2台の車に分乗し松岡城(竜子山城)アプローチ広場に向かう。
途中、黒御影石や板塀と特注の街灯に囲まれ歴史を感ずる御屋敷通りを見学、時間が許せばゆっくり歩いてみたいところを車を徐行させ進む。広場では事前に松岡城案内をお願いした高萩ふるさと案内人の鈴木さんがお待ちいただいており、挨拶もそこそこに松岡城の歴史の説明を受け、城址へと向かう。
城址は心地よく散策できるよう竹や雑木など雑草が伐採されており、ボランティアで整備され片付けられた木々の多さに時間と労力の大きさを感じた。築城は西暦1420年頃と言われ、堀、土塁、崖、井戸、廓跡等、竜子山は標高57mで高くはないが攻めづらく、良く考えられた山城であったと思われる。
45分の急ぎ足の城跡散策後に穂積家に向かう。当家では高萩民話の会「ほおずき」による秋の民話祭りが開催されていた。出演グループは10人程で掛け合いの民話もあり良く稽古されていると感じた。民話の語り全11話のうち後半の語りを聴くだけの時間となったが、J-netウオーク会用に観覧席まで準備いただいており、短時間の鑑賞で残念であった。
続いて高萩ふるさと案内人代表の石さんのガイドで穂積家を見学した。主屋、長屋門、前蔵、衣装蔵、庭園からなり、主屋は西暦1773年建立の寄棟造りで一部に入母屋造りを取り入れ、数段に重ねて葺いた重厚な茅葺屋根を持つ。
敷地内の回遊式庭園は約100坪の広さがあり、池には石造りの太鼓橋が架かる優雅な日本庭園である。江戸時代から豪農の家柄として地域経済に大きな役割を担い、農業のほか、酒造業、林業、金融業、製糸業も営み酒造業では明治4年に1,000石を醸造、銘酒「松乃月」を誕生させ有名となった。製糸業では蒸気機関と100人の従業員を使って隆盛を極めたと云う。
約30分の見学後、高萩の奥座敷「魚天坊」において天丼や天ぷらそばを堪能した。食事処のテレビで当日大活躍のドジャース 翔平投手の3本塁打、10奪三振の偉業とポストシーズンMVP獲得、また朗希投手の危なげないクロザー役、第2戦で完投した由伸投手のハイライトなど日本人選手3人のポストシーズンでの活躍を喜んだ。大盛のてんぷらは食べきれずドッギーバッグを利用し、持ち帰る人もいた。
参加者からは中秋の3時間半、歴史ある高萩を楽しみ、再訪を考えたいという感想も聞かれた。
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