平成23年度活動記録(No1~12)

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230104/14 第10回総会
230204/28 新交通安全講座
230305/12 井戸端会議(Ⅰ)
 司会者加納さんの挨拶で「東日本大震災」による福島原発の放射能問題が提示され、それが話題の導入となり、各班活発な意見交換ができた。
 震災直後からの苦しい日々の体験が赤裸々に飛び出し、ライフラインの弱さとそれに頼り切っていた我々の生活をまざまざと実感した。
特に水とガソリンの不自由はなすすべもなかったが、湧水の利用で凌いた人たちもいた。給油は長蛇の列で延々と時間を費やすしかなかったが、東北地方の被災者の方々を思うとそれにも耐えることができた。困難の中、ふとした時に他人の言葉の優しさを感じた人もいた。しかし復旧工事における悪徳業者への対応は用心が肝要である。
 各班が一番大きな問題としたのは放射能と節電対策である。政府の対応の遅さと情報の少なさには呆れるばかり、節電も昔のような生活が果たして今の人々に出来るだろうか。どの班も同じようなテーマで話の尽きることがなかった。
参加者28人
230405/26 県政出前講座
 昨年好評だった出前講座、今回は「大好きいばらき県民運動」のテーマで、生活環境部県民運動推進室の鈴木紀一氏を講師にお迎えした。この県民運動を知っている参加者は5人程度で、余り浸透していないことがわかる。行政にすべてを任せるのではなく、行政と県民が力を合わせて、福祉・生活環境・茨城の風土・人づくりに取り組んでいるとのことであった。
 質疑応答は35分にも及び、特に茨城のイメージが全国で最下位という点に集中した。行政側はもっと深く
原因分析が必要、これ以上下がり様がないので茨城の長所を伸ばして行けばランクが上がる等の意見が出された。最下位といっても何の問題もないと考えている県民が多いのかも知れない。
 最後に鈴木氏は「皆さんから宿題を与えられたので良い方向に努力したい」と締めくくった。
参加者26人
230506/09 虚血性心疾患
 会員の伊藤廉さんにご本人の体験に基づいたお話を伺った。
 虚血とは、心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることをいい、これが原因で起きる症状、即ち、狭心症と心筋梗塞を纏めて虚血性心疾患ということ、これら発症の原因、症状、治療及び予防方法などを判り易く説明頂いた。
 心疾患の大きな原因は動脈硬化であり、その主な原因がコレステロールの沈着によるものである。症状として、狭心症の場合は血管の閉塞率が75%位から痛みが発生し、治療の対象となる。心筋梗塞は半数は狭心症が進行したもので、あとの半数は全く自覚症状がないのに突然発症し、その死亡率は40~50%にも上っているとのこと。また動脈硬化の主要な因子はメタボ(内臓脂肪過多、高脂血症、高血圧、糖尿病)と喫煙であり、予防法としては生活習慣の改善が重要といえる。
 前立腺ガンについても触れられ、初期段階では自覚症状が殆どないため検査を受ける人が少なく、自覚症状が出た時はかなり進んでいたという例が多いとのこと。定期的に検査を受けることにより、早期発見・治療に繋げることができる。改めて健診の重要さを再認識した。
参加者29人
230606/23 井戸端会議(Ⅱ)
 当初、参加者が20名に達せず過去最低の出席率になるのではと心配したが、途中からの参加者が5人ほど有り、ほっとした井戸端会議であった。やはり地震関連の話題は尽きなく、桜川に転落し大けがをした会員や、東北の被災地へ3回も出向き重労働のボランィアを体験して来た女性会員もいた。
 また、新装なった日立駅は無味乾燥でつまらないとの意見には全く同感。庶民感覚が反映されていないのは残念。軌道修正は今からでも遅くはない。折り紙の得意な女性の指導で「卓上ゴミ箱作り」に挑戦したグループもあった。
 8月に行われる楽習会「私の趣味紹介」に先んじて趣味に関する話題も盛り上った。ケーナに興味を示した会員は翌日行われる自主グループの練習を見学することになり、趣味の話題は意外な展開と発展が期待できそうである。
参加者23人
230707/14 市民活動の実態
 日立市生活環境部市民活動課中村係長をお招きして「市民活動の実態」というテ-マに添い、日立市のコミュニティー活動について伺った。
 日立市の市民活動の始まりから現状に至る活動の経緯を分り易くお話を頂き、コミュニティー活動についての理解を深めることができた。
 コミュニティー組織の高齢化により行政からの多くの依頼業務(市報配布、公園の清掃等)が負担となっており、今後の活動のあり方も検討事項になっているとのことであった。高齢化の問題は我々に密接に関連した問題であり、市民の一員として真摯に考え一緒に声を発していく必要を強く感じた。
参加者32人
230807/28 歴史講座
 昨年の講座で好評だった元茨城県立歴史館茨資料室長の小松徳年先生にお願いして「地名は歴史の証言者・・棟札を読み解く」と題し講座を開催しました。
 10ページの資料で、休憩時間も惜しむような熱の入った、そしてユーモアも交えた説明に皆も熱心に耳を傾けておりました。
 地名の多くは、その地形や環境等からつけられたものが多かったようです。又、棟札とは、家の棟上げに際し施工職人の名、工事の名目などを記し、さらに国家の安全、加護の願いも意味しており一番古い棟札は、「吉田神社」(森山町)の応永20年の棟札と言われており600年程も前のもので立派でした。
参加:26人
230908/11 井戸端会議(Ⅲ)
 食前に発声練習をすると楽しく食事が摂れ、嚥下にも効果があると言う石井さんのリードによる、リハビリ体操で始まった。
 東日本大震災でのボランティア体験談、J-netにとってのシニア講座の存在意義、ラジオで聞いた「世界井戸端会議」での話題、菅前首相の話から始まり原発対応、放射線量に対する不信感、増税のことから日立市議の削減、中国の新幹線事故など身近な話題で盛り上がった。
 最後に各テ-ブルの代表者による、内容の発表を聞くことは大変興味深い。しかし発表者にとって負担になるとの声もあり、今後やり方を考えなければならない課題である。
参加:22人
231008/25 私の趣味紹介
 会員の皆様の趣味は多彩である。趣味紹介を募集したところ応募があり、自薦・他薦を織り交ぜて次の3人の方にお願いした。                      
1)小林 美津江さん「書と絵を楽しむ」:多数の書と絵の展示品あり。母への介護の思いが作品に優しさ、心情として表れていると感じた。2)伊藤 廉さん「ジャンクパソコンの再生を楽しむ」:パソコンの基本的な構成から故障モードに話が進み、がらくた品の入手や故障の特定、部品交換など詳細に「生き返らせる楽しみ」を話して貰った。3)鈴木 敏子さん「私が思う宇宙」:44年前のアポロ計画の月面着陸から宇宙への憧れが始った。国内関連のイベントへの参加の話、また宇宙飛行士野口聡一氏との交流の話など、思いが伝わった。
参加:30人
231109/08 日立記録映画鑑賞
 昨年に引き続き、日立視聴覚センターで保存されている記録映像鑑賞会を行った。
 日立市の北から南へ4地区の歴史と文化の今昔、及び日立映像コンクール受賞作品2本を鑑賞した。皆さん日立に住んで居ても知らないことが多くあるようで、興味深く観ていた。
 日立映像コンクール作品では、赤羽緑地公園の生物観察池での釣り人の仕業で繁殖した外来魚退治の記録や、筆者の知人が静岡県焼津市に帰省されたおり調査された空爆記録など、考えさせられる内容であった。
参加:25人
231209/22 尊厳死について
 不治かつ末期になった時、延命処置(機械で生かされる)を断り、苦しむことなく、尊厳を保って有終の美を飾るにはどうしたら良いか、日本尊厳死協会東関東支部の稲子事務局長からお話しをお伺いした。
 延命処置要否の状態は突発的に起こり、本人の意思が分からない場合が多いので、①不治の状態で死期が迫っているときは延命処置をしない、②苦痛を和らげる処置は副作用があっても実施して欲しい、③植物状態になった時は生命維持装置をやめて欲しい。これらのことを家族とも良く話し合い、リビング・ウィル(生前発効の遺言)に記し担当医に提示するのが良い。日本尊厳死協会はリビング・ウィルの普及に努めている。質疑も多数あり関心の高さが感じられた。
参加:会員27人、会員外23人

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