楽習会202204

実施日:令和4年05月26日(木)13:30~

■ 楽習会テーマ:高齢者向け健康講座

「高齢者向けお健康講座」の実施状況

 日立市保健福祉部、健康づくり推進課の半澤玲子、打川育実の両栄養士を講師にお迎えし、高齢者向け出前講座を5月26日(木)、女性センターで開催した。
 主な内容は①高齢者の栄養と食事、②食事と運動、③摂食・嚥下機能が低下している方への指導など健康づくりを学んだ。まず最初に老化現象であるサルコペニア(筋肉量低下)の確認で、「指輪っかテスト」を実施。両手の親指と人差し指で輪を作り、自分の”ふくらはぎ”を囲めるかセルフチェックするもので隙間ができるとサルコペニアの可能性が高いとのこと。筋肉の衰えは栄養摂取の低下となり、健康寿命にも影響を及ぼすことから、室内でもできるスワップ運動(座り3秒、戻り3秒)を全員で実践した。
 次にフードモデルを使ったレシピで栄養バランスが取れているか、〇×のゲーム形式で学んだ。一見、健康的と思えたお浸し、豆腐、焼き魚などのレシピに対し必ずしも〇ではなく、お醤油など調味料で塩分取り過ぎを注意しなければならない。また、一日の摂取量で意外と別枠と考えがちな果物やおやつにも注意する必要があり、具体的な量の説明もあった。
 後半は四つの班に分かれ、朝昼晩の何れかの献立を決める体験学習で、それぞれ主食・主菜・副菜カードを食卓に並べ、カロリーと塩分の合計を発表するもの。男性陣から夕食にビールは欠かせない。また、日頃の献立悩みから主婦の選んだ朝食メニューは、品数を増やすため残り物一品を副菜に追加、鮭の切り身は夫と半分で塩分控えめとしたなどの発表もあり、賛同する女性陣から大きな拍手と笑いを誘った。これに対し、講師から適切なワンポイントアドバイスがあり、市販の栄養食品に頼らないレシピを選んで健康寿命を維持してくださいとのコメントがあった。
 また塩分取り過ぎは腎臓に負担を掛ける、体調の悪い時は消化の良いもの、コンビニ食では栄養が不足、しっかりとタンパク質を摂るなど、高齢期の健康を考える上で役立つ情報を含めて講話があった。
 最後に女性の平均寿命が長くなったとは言え、男女の健康寿命の年齢差はそれほど開いているわけではない、男女共に健康寿命を維持し、長くJ-netの活動が続けて行けるようにエールが贈られ、盛会なうちに終了した。

参加者 25人

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