楽習会202223

実施日:令和5年3月9日(木)13:30~15:30

■ 楽習会テーマ:SDGsを学ぶ

講師の茨城県政策企画部政策調整課 戸塚成望(トツカ ナルミ)氏 今回の楽習会は茨城県政策企画部政策調整課の戸塚成望(トツカ ナルミ)氏を講師にお迎えし、近年話題となっているSDGsについて学んだ。本庁職場の紹介があり、普段は県の重要政策や事業に係る企画を行ったり庁内を総合調整している部署で茨城県におけるSDGsの推進窓口になっているとのこと。冒頭、参加者に質問(クイズ)があり、SDGsを聴いたことがあるかを問われ、参加者の殆どが承知の挙手、中身について問われると良くわからないが殆どであった。今回は席上配布資料を準備いただき、パソコンを使って 1)SDGsとは 2)国の取組み 3)県の取組み 4)身近なSDGs を目次とし、2030年までに達成目標(ゴール)とする17項目、県の政策、身近な推進事例をご説明いただいた。17項目のゴールとは「誰一人取り残さない」社会を実現するための国際目標で貧困を無くす、不平等を無くす、環境問題を無くすなど、17のテーマとして取り上げられたもので個々の内容については写真やイラストを交えた資料で分かり易く解説いただいた。
 また、SDGsとは持続可能な開発目標(英語表記)の略称で2015年9月の国連サミットで採択された国際目標とされ、これ等の目標は国の目標にも展開され、茨城県の取組みは2022年に策定された第2次総合計画(2022~2025年)に反映されているなど、地球規模の活動が自治体レベルに落とし込み取組んでいることを紹介された。特に人口減少に歯止めのかからない日立市の現状に対しも日立総合病院の医療充実で子供を産み育て易い環境作り、人財教育では中高一貫教育設置で「学びの質」向上など早くから推進されている地元の取組みも紹介された。また、産業別では最近の話題として大井川県知事が台湾に出向き農産物の海外販路の拡大や茨城県の観光誘致などの活動にも触れ、幅広い分野で取り組みされている事例も紹介された。 
 質疑応答に入り参加者から2030年目標の17項目に対し、どのような形でゴールとするのか判りずらいなど疑問視する意見に対して、ごもっともな意見であり目標未達に対する法的な罰則規定がないが、ひとり一人が意識を変えて「自分ごと」として取り組むことが求められているとコメントされた。また、高齢の自分たちに出来ることは省エネで節電すること、食品ロスを抑えること、分別廃棄も心掛けることなどであるが、これ等はSDGsの取組みとして捉えるべきではないかとの質問に対し、ご指摘の通りです。身近な取組みであり、子供や孫への次世代に残す持続可能なSDGsの取組みとして賞賛されるべきであり参加者にエールを送られた。今回、SDGsについて学んだことでひとり一人ができる身近な取り組みを個人生活やJ-netの活動にも展開し実践していく。質問者の多いなか時間も限られており、最後に司会者より有意義なご講話いただいたことのお礼と参加者全員の拍手で謝意を示し、本楽習会を終了した。

参加者 24人

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