楽習会202113

実施日:令和3年12月09日(木)13:30~

■ 楽習会テーマ:長久保赤水を学ぶ

地図の前で説明する佐川会長 高萩「長久保赤水顕彰会」会長の佐川春久氏を講師に迎え、「長久保赤水を学ぶ」の講座を開催した。
 長久保赤水(以降、赤水と称す)は、江戸時代の儒学者、天文・地理学者、農政学者」であり、水戸藩6代藩主徳川治保公の侍講を務めた人物である。
 講演では、赤水に係る多くの資料を基に、赤水の一生と国の重要文化財に指定されるに至った経緯、重要性について、また、「赤水図」の原寸大レプリカを見ながら地図に記載された情報を細かく解説いただいた。赤水は伊能忠敬の地図「伊能図」より42年早く「赤水図」を完成させていた。「赤水図」の特徴は、赤水自ら各地を旅し、情報収集し、数多くの地名、地形、火山、滝、山の形状・場所、航路などを地図に可視化して作成されたもので、現在の竹島(松島)が書かれている。また、天文学の知識を取り入れ経緯線が記入されている。
「赤水図」は地図上の情報量が多く盛り込んでいたので、実用性が高く、旅人や幕末の志士たちに大いに利用されたとのこと。
 前回の楽習会で、事前予備知識を「長久保赤水 映画」(高萩市制作)で得ていたので、講演を聞き、「赤水図」を見ることができ、長久保赤水の偉業を良く知ることができた。

 楽習会の様子が茨城新聞に載る

参加者26人

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